『海外生活はつらいよ』
20年ぶりの再会
中学、高校と野球部で、同じ時間を過ごした友人と久々に会うことが出来ました。
私の親父の葬式依頼なので、ざっと20年ぶり。
国内に居たってなかなか会えないのに、友人は海外赴任中。
しかも、社会人のキャリアをほぼ、海外で過ごしている。
Facebookの書き込みで、これから日本に帰るであろう書き込みを発見。
すぐさま、messengerで
「時間取れる?」
と、送ったら
「土曜日ならOK」
と、返信が。
「よし!一杯やろう!」
海外での大変さを聞く
友人は、某物流大手の現地法人で社長をやっている。
東南アジア地区で、現地法人の立ち上げに関わってきた。
それはそれは、色んな面で、ご苦労も多く、日本でしか仕事をしたことが無いので、私は驚くばかり^^;
驚いたこと生活編
何と言っても、『食生活』。
米、調味料、食材、酒・・・。
日本人が多い場所では、日本食スーパーや和食店も増えているそうだが
いかんせん高い!
物価は、インドネシアで日本の1.2倍、シンガポールでは1.7倍にもなるとか^^;
「スーパーで、“ホタテの刺身”が2枚で¥1,000だぞ、ありえないだろ!」
と、妙に力説している友人がかわいい(笑)
「お酒なんか、“いいちこ”のボトルが¥9,000!キャバクラかっ!」
キャバクラでも、そんなには取るまい(爆)
ゆえに、日本に出張があると、『お土産用のスーツケース』を2個持ち込むそうな。
1つには、保冷剤をしこたま詰め込み、冷凍食品や生ものをたっぷり入れて帰るそうな。
ベテランの日本人になると、スーツケースに発泡スチロールを貼り付け、“クーラーバック状態”にする強者もいるとか。
そして、もう1つには、大量のお酒を。
「ホントねぇ、密輸業者だよ^^;」
こういうのを、詰め込んで帰るんだそうです。(瓶は、お酒ってバレるかららしい 笑)
一度、現地の税関で引き留められた時に
「SOY SAUCE!」
と言って、逃げ切ったそうです(笑)
驚いたこと仕事編
基本的に、現地の方をスタッフとして採用しているそうです。
やはり、文化の違いが大きく影響しているようで・・・。
ある日の出来事。
毎日、遅刻してくるスタッフがいたそうです。
「何で毎日、遅れてくるんだい?」
友達が尋ねたそうです。
返ってきた答えは
「面白いテレビが、夜遅いんだよ。それを見ると、起きられなくて!」
と、陽気に答えたそうです^^;
これが日本だったら・・・。
はい、考えただけでも恐ろしいですね (^_^;)
私なら・・・大爆発です(笑)
でも、友人は
「そうか!それは起きられないよな^^; お前、ビデオ持ってるか?録画して見たらどうだ?」
すると
「社長!頭が良いね!今夜から、そうするよ!」
そして、翌日から遅刻は無くなったそうです。
すごいでしょ?(笑)
「やっぱりさぁ、現地の人に寄り添わないとなぁ・・・」
いやぁ~、立派!
私とは“器”が違う。
でも、現地人同士の『パワハラ』は、日本よりすごいそうです。
勉強になりました
マネージメントに関しては、とても参考になりました。
相手のことを一度、受け止めることが大切ですね。
友達は、海外生活をエンジョイしています。
大変なことも、「楽しんじゃおう!」という心構えです。
そこに至るまでは、色んな葛藤もあったでしょうが、そんな素振りも見せません。
ただ、一言
「ぼちぼち、日本に戻して欲しいなぁ・・・」
と、本音をつぶやいていました。
次回は、来年の2月に帰国予定だそうです。
その時は、多くの仲間を集めようと思います。
素敵な再会でした。