『後輩からのメール』
イベントの振り返り
今朝、後輩からメールが届いた。
「イベントを終えて」
というタイトルで、送られてきた。
23日の勤労感謝の日、会社で顧客向けのイベントがあった。
そのイベントを仕切った男が、“結果報告と感想”を送ってきたのだ。
集客人数、(クルマの)受注台数、商談発生件数、参加スタッフ個人の感想・・・。
しっかりと記入してあった。
その報告の後に、長い長い『自分の思い』が綴られていた。
それは、悲痛な叫び
「上手くいかなかった」
「こうすれば良かった」
「自分が至らなかった」
「周りが理解してくれない」
「会社は無理難題を押し付ける」
メールを読みながら
「そうだね、お前の言う通りだ・・・」
痛いほど突き刺さる文面。
そうだ、あの時の自分と同じだ。
半年前、春のイベントを計画していた私。
何ヶ月も掛けて、仲間と思いを共有しながら、最後の最後で『ダメ出し』をされ、完膚なきまでに叩きのめされた自分と被る。
後輩の気持ちになって、メールを読む
メールをプリントアウトして、何度も読み返してみる。
所長代理として読む。
後輩の気持ちになって読む。
何が見えてくるか?
自分とは、違う景色が見えるのか?
「ああ・・・こんなに誰かに寄り添って、思いを巡らせたことってあったかなぁ・・・」
後輩は、何を伝えたいのだろう?
後輩は、どうして欲しいのだろう?
出来る限り、受け取れるものは受け取ろうと思いながら読み続ける。
最初に出てきた言葉
「メールを送ってくれて、ありがとね」
思いを伝えてくれたことが嬉しかった。
頼りにしてくれて嬉しかった。
それがグチでも、誰かに向けられた文句でも、自分が至らなかったことでも。
「あ、メールしてみよう」
と、私のことを思い出してくれただけで、本当にありがたかった。
今、して上げられること
「おつかれさん、初めての仕切りなのに、よくがんばったね」
後輩のがんばりを、ただひたすらねぎらうこと。
後輩のがんばりを、ひたすら認めること。
後輩のがんばりに、感謝すること。
これしか無いのだ。
反省やアドバイスは、その後、ゆっくりやれば良い。
今は、後輩のグラスに、たくさんのシャンパンを注ごう。
自分がそうしてもらったように、後輩の心を満たして上げよう。
後輩がもう一度
「しょうがねーな!やりますかぁ!」
という思いになるまで、寄り添ってやろうと思います。
そんなことしか出来ないけど、それならば出来る。
ちょっとは、先輩らしいかな?(笑)
「慌てなくて良いからね、今は、力を蓄えよう^^」