『すごい男が現れた 1』
その名前は『西野亮廣』
なんてロジカルな発想と、なんて柔軟な発想の持ち主なんだろう。
同性として、ちょっとジェラシーを抱いてしまう。
どうしても、Liveで話が聞きたくて、先日の『CybouzDays2017』に参加しました。
その時の写真です。
常識のアップデートを止めるな
一番最初に話題になったのが、『えんとつ町のプペル』という絵本。
ご存じの方も多いと思います。
この絵本は、クラウドファンディングで資金を集め、更に
「絵本は、1人の人間が描くって、誰が決めたんだ?」
と考え、“超分業制”で描き上げたというもの。
「世の中の仕事って、ほとんど分業制なのに、何で絵本は、1人の人間が描くんだ?って思ったんですよ。それはね、業界の構造上、1人で作る以外に、選択肢が無いってことだったんですよね」
西野さんは、作り方を疑うという作業から始めたんですね。
今までの常識に囚われず、柔軟に原因を疑うことから始める。
これって、出来そうで出来ないことだと思うんです。
絵本の市場は、「1万部売れたら、ベストセラー」と言われるほど、小さな市場なのだそうです。
と言うことは
売上が見込めない→制作費が用意出来ない→1人でやるしかない
と考え
「だったら先に、資金を集めれば良いじゃん!」
となり、クラウドファンディングという手段に出たのだそうです。
しかも、この『えんとつ町のプペル』は、ネットで無料で読めるのです!
全ては、考え尽くされている
なぜ、プペルが無料公開されたのか?
「絵本を買うお母さんは、時間が無いんですよ。本屋へ行ったり、図書館へ行ったりする時間が無いんですよ。だから、“安パイ”しか買わないんです。自分が子供の時に読んだ、『ぐりとぐら』とか『はらぺこあおむし』とか。絵本て高いんですよ。1冊¥2,000くらいするでしょ?だから、失敗出来ないんですよ。
だったら、スマホで立ち読みしてもらえば良いかなと思って(笑)
すごい発想ですが、これは、間違いなく“正解”ですね。
お父さん、お母さんなら「そうそう!」って言ってしまう(笑)
でも、この“無料公開”は、かなり炎上しました。
「無料で公開なんかしたら、本が売れなくなるじゃないか!」
と、業界から袋だたき。
でも、西野さんは、
「無料にしたら売れないんじゃ無くて、無料にするから売れるんです。」
その通りになりました(笑)
炎上なんて怖くない
「仲間と色々なことを話して、色々なことを想定します。こんなこと言われたら、こうやって返すとか。徹底的に話します。だから、言われることは、ほとんど“想定内”。
炎上しない日があると、俺の言ってることが刺さってないのか?と不安になっちゃいますね(笑)
なるほど・・・。
普通なら、慌てちゃいますよね^^;
しかも、炎上したことを逆手に取って、利用しちゃう狡猾さも持っている。
どんだけ頭が良いの?(笑)
今日は、ここまでにして、明日は
『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』
について、触れたいと思います。