『穴埋め職人になる?』
大きな溝
来期予算や計画を、上長と一緒に考えていた。
そんな時、他愛の無い話の中で、上長と会社や経営との間に大きな溝があると感じた。
「いくら説明しても、俺たちの考えなど分かっちゃくれない」
「現場を知らないのに、無茶な要求ばかりする」
「お金の事しか興味が無い」
出るわ、出るわ大量のグチ。
おろ?でも、同じ様なグチをこぼしている人がいませんでしたっけ?
ああ!俺か?(笑)
「部長も、俺たちのために、色々と戦ってくれてたんですねぇ・・・」
「次長も、散々と虐められてたんですねぇ・・・」
「みなさん、ご苦労が多いですねぇ・・・」
おろ?何か、優しくねぎらっちゃってるよ、俺^^;
ちょっと通じ合えたか?(笑)
埋まった溝?
ついこの間までは、私と上長の間にも大きな溝があった。
社会人として育って来た環境、恵まれない社内教育環境、納得性の無い過剰な業務量・・・。
頭じゃ理解してはいたが
「余分に(給料)貰ってるんだから、やって当たり前だろぉ~がぁ~!」
と、シン・ゴジラの様に吠えまくっていた私。
(今でも、偶に吠えますwww)
「期待を手放し、相手をジャッジしない」ということが少しずつ身に付き、上長との関係が改善されて、コミュニケーションが取ることが増えた今日この頃。
『上長は敵では無い、仲間だ』ということを念頭に置き、会話を増やす努力をしているうちに、何となく、色々と分かりあえてきたんだろうな。
“最大の敵”だった某上司とも、軽口を叩くような関係になっている。
今までのぎすぎすした関係が、嘘のようだ。
最近、上手く付き合えてるよねぇ^^
あちこちに見られる“溝・溝・溝”
とにかく、あちこちに溝がある。
- 経営と社員の溝
- 部署間の溝
- 営業とサービスの溝
- 上司と部下の溝
- 男女の溝
- 現場と事務方の溝
大きなものから、小さなものまで。
建物だったら、間違いなく“崩落”だね^^;
このままじゃ、会社も崩壊しちゃう(T_T)
でも、この溝って、ほんの小さな誤解だったり、ボタンの掛け違いだったり・・・。
お互いの考えや想いを伝え合えば、解消出来ると思うんだよなぁ・・・。
「社長は、思ってるに違いない!(怒)」
とか
「あの部署は、いつもこうだ!(怒)」
とか
「ホントに聞いたの?」
ってことが、たくさんありそう^^;
で、所長代理は、どうするの?
は、『穴埋め職人』になろうと思います。
右手に『しつもん』
左手に『ねぎらい』
この2つのツールで、みんなの溝を埋めようと思います。
しつもんがあれば、お互いの考えをシェアすることが出来る。
そうすれば、相手の考えが分かる。
意見が違っても、相手を知ることで、話し合うことが出来る。
ねぎらいがあれば、がんばりが報われる。
そうすれば、お互いを認め合える。
相手に優しくなれる。
今、それが出来るのは、私しか居ないのだ。
はい、これで役目が決まりましたね。
あとは、『覚悟』を決めるだけ。
ちょっと嬉しかった余談
昨日のイベントの時の話。
イベントの様子を見に来た常務が、私に歩み寄ってくる。
「所長代理、メールいただいてたね、ありがとう。落ち着いたら時間作るから、ゆっくり話そうよ」
おっと~~~!
常務からありがたいお言葉。
「いやぁ~、不躾だったんですが、冊子をいただいたのが嬉しくて~~^^」
かわいく振る舞う50歳のオジサン(キモっ!)
少しずつ、少しずつ、動き始めたのかなぁ・・・。