今日も今日とて

今日起きたこと、今日思ったことを徒然なるままに…。

『ブラック部活と諸問題』

ハラスメントは、部活にまでf:id:badboys-no-5:20171005175313p:plain

ご存じの通り、ハラスメントは職場だけで無く、学校の部活動にも浸食している。

今日は、私の中学&高校野球部時代の経験と、現在、起きている問題を照らし合わせながら、私見を述べたいと思います。

 

所長代理の野球部時代

かれこれ30年以上前の話。

当然、“ハラスメント”なんて言葉など存在もしない時代だ。

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この頃は、俗に言う“イジメ”“シゴキ”という言葉で表現されていた。

もっぱら、いじめるのもしごくのも、『1年上の先輩』の役割。

 

これは、人数の多い部員をふるいに掛け、「適正な人数に絞り込む」という大義の下に行われる“儀式”的な側面と、歴代の部員が受けてきた“洗礼”の歴史を繰り返していた。

 

内容的には

  • 途方も無い回数行われる筋トレ(腕立てや腹筋)
  • エンドレスな長距離走
  • 練習と関係の無い“余興”(「歌を歌え!」とか「一発芸をやれ!」的な)
  • パシリ(練習終了後に、ジュースを買いに行かされる)
  • パンツを隠される(ユニフォームの下は、スライディングパンツを履くので、下着は着けない)
  • 脱がされる

 

こういった行為は、レギュラーになれない先輩の“憂さ晴らし”であったり、自分を追い越しそうな後輩の“芽を摘み取る”という、卑劣な行為だったりする。

母校では、そこまでの感情を抱いていた先輩は多分、存在しなかった(と、思いたい 笑)。

 

まあ、キツいトレーニングのおかげで、体はデカくなったし、ばっちり鍛えられました(笑)

「パンツを隠される」とか「脱がされる」というのは、悪ふざけレベルだと思います。

 

でも、同期の中には

 

「〇〇の奴、絶対に許さねぇ! ぶっ殺す!」

 

と、過激な言葉を吐いていた奴がいたのも事実です。

この時の感情を、今でも引きずっている奴がいて、OB会などで、一言も口をきかないですから^^;

相当、恨んでいるんだと思います。

 

こうなると、立派な

“ハラスメント”

成立ですね。

 

 

先生や監督からは

  • ミスしてゲンコツ

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  • ミスしてビンタ

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  • 尻バット

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この程度でしたね。

 

「辞めちまえ!」

とか

「帰れ!」

なんてのは、“ご挨拶”くらいしか思ってませんでした(笑)

 

でも今、このフレーズは“OUT”なんでしょうね^^;

 

この夏、当時の監督さんにお目にかかって、話しましたが

「今やったら、パワハラでクビだな^^;」

と、仰っていましたが(笑)

 

『水を飲まない』

とか

『長時間の走り込み』

というのは、当時としては、当たり前のことでしたから、何の疑問も抱きませんでした。

よくよく考えたら、練習中にぶっ倒れていたのは、熱中症だったんでしょうね^^;

 

現代の部活動で行われる、“行き過ぎた指導”

www.nhk.or.jp

 

昨年の夏に、NHK『クローズアップ現代』で、特集された企画です。

 

この内容を見ていると

  • 長時間拘束
  • 休みが無い

うちの野球部は、立派な“ブラック部活”でした(爆)

 

でもね、これが全部の部活で行われているわけでは無いと思います。

ここに出ている部活は、“異常”以外の何者でもありません。

 

  • 生徒に土下座
  • 坊主を強制
  • 吹奏楽部で、高価な楽器購入を無理に勧める
  • 人格を否定するような暴言

訳が分からない。

 

そして、“敵”は、顧問だけじゃ無く、部員も同じなんですね。

LINEグループがあることで、色んな悪口がつぶやかれる。

 

ああ、そう言えば、私の時代にLINEは無かったけど、同期の部員からハブられたことはありましたね。

しかも、聞こえるように悪口を言う(笑)

今も昔も、手段は変わっても、やってることは変わってないんですね。

 

指導者だけの問題なのか

監督さんとの話の中で、こんな言葉を耳にしました。

「今の先生は、本当に忙しい。授業の準備、テストの準備、やることが多すぎる。練習の休養日は増えたけど、教師は、休む暇も無い」

先生も追い込まれてるんですよね。

 

しかも、公立は、経験の無い部活動の顧問をやらなければならない時もあります。

そりゃあ、負担も大きかろう。

それでいて、生徒と父兄は、結果に対しても厳しく成果を求めるわけでしょ?

あまりにも、しんどいと思われます。

 

でも、そのストレスの矛先が、生徒に向かうのは、大間違いですから。

 

教員も“井の中の蛙”なのかもしれません。

狭い世界で、周りを見ずに、黙々と毎日を送る。

情報が少ないのかもしれませんね。

 

根性論は、無用の長物なのか

「根性論は古い」

そう言われることが、増えてきたように思います。

 

「褒めて伸ばす」

とか

「その気にさせる」

とか

「自発的に動かす」

ということは、本当に大事だと思います。

元『パワハラ上司』が言うんだから、間違い有りません(笑)

 

でも、本当にそれだけで良いのでしょうか?

 

成長する上で、“厳しさ”は、絶対に必要です。

相手にとって、どんな“厳しさ”が必要なのか、見極めることが大事なのだと思います。

 

現代のやり方は、使い方を間違うと、とんでもない『モンスター』を育成しているに過ぎないかもしれないのです。

 

今、活躍している人たちは、スポーツ選手でも、芸術家でも、血の滲むような努力を重ねてきていると思います。

 

「好きなことだから頑張れた」

その根底には、やはり“根性”があると思います。

 

カッコイイ部分をクローズアップした、切り貼りの報道や、情報に惑わされないように、我々も気を付けなければいけませんね。

 

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”ありがとう”チャレンジ進捗状況!

昨日の「ありがとう!」・・・1,000回!

合計の「ありがとう!」・・・26,000回!

 

 とりあえず、30,000回まで、あとひと息!