『評価は他人がするもの』
部長に呼ばれる
夕方、外出から戻った。
ここからしばらくの時間は、アイドルタイム。
「コーヒーでも飲んで…」
と思った矢先に、部長から
「所長代理、少し時間ある?」
と、声を掛けられた。
「大丈夫で〜す^^」
と、コーヒーを片手に、奥のミーティングルームへ。
「ちょっと人事考課の件で…」
おろ、珍しい。
過去3年間、1度も無かったですよねぇ(^^;;
キョトンとしながら、話が続く。
どうやら、私の賞与に対する考課の件のようだ。
細かい事は端折るが、要約すると
- 自己評価が高過ぎ^^;
- 頑張ってるのは、十分に理解してる
- でも、余力残してるよねぇ〜、まだまだ出来るよねぇ~(笑)
- 今後の、考課方法についての相談
こんな感じ。
思いの外、私自身の評価と部長の評価に乖離がある。
「げっ!こんなに低いんかい(イラッ)」
内心、ちょーイラついた(笑)
ただ、ここは冷静に
「申し訳ありませんが、入社してから、考課や評価に対する一切の説明がありませんでした。ただ、聞かない私も悪かったです」
と、お伝えした。
部長の目から見た私
「伸び代じゃなくて、出来代があるよねぇ(笑)」
「代理と言いながら、実質的に、動かして貰ってるのも分かってるよ」
おりょ、ちゃんと見てくれてる。
それよりも驚いたのは
「やっぱり、ちょっと暴走する傾向があるからさ、そこを直そうよ」
「ムカつくのは分かるけど、周りを味方に付けないと、損するのは貴方だよ」
「他人の悪口は、尾ひれ背びれが付いて、どんどんエスカレートする。得てして、そういう話ほど、役員の耳に入るから」
あ、俺にアドバイスしてくれてる(°д°)
しかも
「最近、そういうとこ、気を付けてんでしょ?分かってるって(笑)」
あああ…
見ててくれたんだ。
気付いててくれたんだ。
しかも、ねぎらわれちゃってるし…。
何だこれ?
関係性が出来てるじゃん。
思わず、過去の振る舞いを深く後悔です。
『自己評価』ではなく、『自己満足』だった
正直に言うと
「そこは、ちょっと違いません?」
と思う部分もあったが、それが周囲の人間の『所長代理評』なんだ。
今までは
「こんなにやってるんだから、文句あるまい」
とか
「俺に間違いは無い」
とか…。
どんだけ独りよがりで、どんだけ自己満だったのさ^^;
これじゃあ、正しいことを進めてても、誰も受け入れてくれないわな。
プライドばかり高く、信用のおけない人には、耳も貸さない。
それが、トップを目指す人間の振る舞いか。
ああ、失敗した。
ああ、恥ずかしい。
でも、気付いた。
気付かさせてもらった。
感謝しかないわ。
心を入れ替える
社内の応援が有り・・・。
社外の応援団がいて・・・。
初めて、『企業風土改革』が成立すると思います。
今回の面談の中で、言葉は優しく、辛辣なことも言われました。
ショックでした。
理解を得られていると思ってた仲間でも、100%の信頼は得られていなかったようです。
甘かったなぁ・・・_| ̄|○
凹むことや、腹の立つことも、少なからずあります。
でも、チャンスです。
確実に、良い方向に動き始めています。
他人の目を気にして、自分を押さえ込むようなことはしませんが、やり方は変えます。
先ずは、味方を増やすこと。
そして、仲間を増やすこと。
謙虚に、そして大胆に。
失意泰然 得意淡然。
人の変化を望む前に、先ずは自分が変わります。
ああ、何かありがたいなぁ・・・。