『1年前の自分と向き合ってみた件』
ちょうど1年前のこと
今朝、電車の中でFacebookを開いた時
『過去のこの日』
というボタンが目に留まった。
「友人たちが、よくシェアしてるなぁ^^」
とは思っていたが、自分でタップしたことは無かった。
「どれどれ^^」
と思い、そのボタンをタップしてみると・・・
凄いのが出て来た(笑)
「ああ・・・今日だったんだぁ・・・」
そう、ちょうど1年前の今日。
私は会社で、心を折られたのだった。
プロジェクトリーダー解任
毎年6月に行われる会社のイベント。
役員からは
「マンネリだ」
とか
「集客が悪い」
と、色々と指摘されていたので、私は自ら手を挙げ
「最高のイベントを企画し、成功させます!」
とぶち上げたのが、その年の1月。
営業8名でプロジェクトを立ち上げ、毎週の様に就業時間外にミーティングを開き、着々と準備を進め、最終的に稟議書を上げた。
「やっと、みんなの頑張りが形になる・・・」
と、感慨に浸る間もなく、速攻で却下。
「?」
理由が分からなかった。
常に進行状況や内容は報告し、ミーティングの内容も議事録を作成し、役員の印鑑も貰っていた。
却下されるなど、予想もしていなかった。
役員から指摘された部分を見直し、稟議書を再提出。
結果は変わらず。
執拗に食い下がったことにより、プロジェクトリーダーを解任。
ぐうの音も出なかった。
今日は、そんな日なのである(笑)
周りの仲間が救ってくれた
仕事での挫折なんざぁ、腐るほど経験していた。
力の差を見せつけられたり、出来なくて上司から罵倒されたり。
でも、そんな比では無かった。
ここまで、「完膚なきまま」に打ちのめされたことは無かった。
そして、Facebookへグチを投下。
ある人はコメントで、ある人はLINEで優しい言葉をくれた。
励ましてくれた。
一緒に落ち込んでくれた。
自分よりも怒ってくれた。
中には、メッセンジャーで2時間以上のカウンセリングをしてくれた仲間も。
「ああ・・・こんな仲間に恵まれてるんだから、まだまだ俺も捨てたもんじゃないな・・・」
素直にそう思えた。
メッセージのひとつひとつが温かかった。
こんな風に、周囲の人たちに勇気づけられたあっただろうか?
「何か、まだ出来るんじゃね?俺^^」
立ち直るまでの時間は、あっという間だった(笑)
“今の自分”は、“あの時の自分”に、何て声を掛けるのだろう?
「お前よぉ、頑張り過ぎてんだよ。もっと楽にやれば?」
「何だよ?“上司は敵”みたいな顔して仕事してたら、味方になんかなってくれねぇぞ!」
「ソフトにソフトに!周りがビビっちまうぞ^^;」
「ちゃんと根回ししたか?正面突破だけが方法じゃ無いぞ。頭使えよ、生きてるウチに(笑)」
「今のお前見てたら、役員はビビるわ、会社乗っ取る気なんじゃねぇか?って^^;」
こんなアドバイスをするかな。
入社した時に
「会社を変えてくれる人が入ってきた!」
なんて言われて、調子に乗ってたし。
自分でも「出来る」って思い上がってた。
でも、そうじゃなかったんだよな^^
青かったんですよ、49才のクセに(笑)
挫折から手にしたもの
大きな失敗から、多くのものを手にしたような気がします。
- 人の優しさにふれたこと
- 上司を味方につけること
- 上司こそ“ねぎらう”こと
- 輪を大きく広げ、周囲を巻き込んでいくこと(世論を作る)
- 頑張り過ぎないこと
- 突っ走らないこと
- 許すこと
- 期待を手放すこと
- 自分で評価しないこと
- 自分を大切にすること
貴重な、貴重な学びでした。
やって良かったのです。
失敗したからこそ、今があるのです。
「やったことに、無駄なことなんて無いよぉ~!」
と、言ってくれた仲間がいました。
本当にありませんでした。
今、少しずつ階段を昇っています。
ゴールなんて分かりませんが、実感があります。
「教育とは、命を落とさずに、失敗をする方法を学ぶこと」
と、言った方がいらっしゃいます。
「やらないで後悔するより、やって失敗する方が良い」
世の中は、こんな言葉が溢れています。
私は、人が突っ走る時に、止めてしまうことがあります。
失敗が目に見えてしまうと、黙っていられなくなります。
でも
「死ぬ事以外はかすり傷」
という名言があるように、ある時は暴走しても良いのかも知れません。
Facebookのおかげで、言い振り返りが出来ました^^