『誰からも応援されるオッサンになりたいのだ!』
応援が生み出す力
今朝、とあるニュースで、ある事を知りました。
2014年のソチオリンピック。
フリースタイルスキー女子ハーフパイプの銅メダリスト、小野塚彩那選手をご存じだろうか?
この年に初めて、正式種目として採用された競技で、新潟県出身の小野塚選手が県勢初のメダリストになったのだ。
↑ 小野塚選手のオフィシャルブログ
なかなか綺麗なお嬢さんですね^^
もちろん、今年の平昌オリンピックも出場されます。
そのニュースの中で、前回のソチオリンピックまでの道程が紹介されていました。
小野塚選手が出場するフリースタイルスキーのハーフパイプ競技は、新種目が故に、全日本チームが無く、強化費や遠征費も無かったそうです。
年間の必要経費は、約400万円。
その費用はすべて、小野塚選手がアルバイトをして捻出していたそうです(゚д゚)!
土木作業のバイト、稲刈りのバイト(新潟県南魚沼出身)、スキーレッスンのインストラクター等をしながら、練習をしていたそうです。
すごいですね!
でも、それを見ていたおじ様が、あることを始めたそうです。
それが
です。
ここで、リストバンドを販売して、資金調達をしていくうち、地元の企業がスポンサーとして名乗り出てくれたり・・・。
どんどんと応援の輪が広がり、遠征費の半分を賄えるほどになったそうです。
しかも、支援の輪は、それだけに留まりませんでした。
ソチで銅メダル。
そうなると当然、「平昌では金!」と期待されますよね。
そのためには、「遠征せずに練習できる環境があれば最高!」と
昨年の2月に、南魚沼市が施設を作ってくれたそうです(゚д゚)!
しかも、総工費約1億円!
なぜ、小野塚選手は、ここまで応援されたのでしょうか?
ひたむきな“がんばり”
小野塚選手が『おらが町のヒーロー』だったことに、間違いはありません。
20代半ばの女の子が、工事現場で働き、秋には稲刈りをしている姿を、周りの人たちは知っていたのです。
南魚沼市が練習場を作ったのは、正しく、それが理由でした。
「米どころの女の子が、稲刈りをしながらがんばっていたら、そりゃ応援するしかありませんよ^^」
と、市役所の方もお話しされていました。
『メダル』という期待もありますが、普段の生活態度や小野塚選手の努力が、周囲の人たちの心を動かしたんですね。
そう言えば昔・・・
高校時代、私は野球部でした。
2年からレギュラーで出させてもらい、3年の時は主将を任されていました。
周囲に、帝京、関東一高、岩倉などの強豪校がありましたが
「もしかして、ひょっとしたら甲子園?」
と、密かに期待されていました。
(ここまでは、過去の栄光プチ自慢です 笑)
あの頃、同級生や先生方、後輩を含めた全校的に、ものすごい応援をされていました。
毎日、ほとんど休みも無く、勝利に向けて『ひたむきに』がんばっていました。
(あっ、裏では、それなりに“悪い事”もしてましたが (;^_^A)
それを、学校のみんなが見ていてくれて、知っていてくれました。
小野塚選手ほどではないけれど、あんなにがんばったことは、後にも先にも無いかもしれません。
結果的に、甲子園に行くことは、夢に終わってしまいましたけどね^^;
今の自分は、どうなんだろう?
お客様には、つくづく
「応援されてるなぁ・・・(´;ω;`)」
と、実感することが多いです。
わがままで、横柄な担当なのに、みなさんが私のことを思ってくれています。
じゃあ、同僚は、どうだろう?
友達は、どうだろう?
家族は?
「応援されている」
という実感はありますが、まだまだこんなものじゃないでしょう。
歳を重ねる毎に、要領が良くなったり、ずるくなったり。
ひたむきさは、昔と比べたら劣っていると思います。
『熱い』という部分は、変わっていないと思いますけど(笑)
でも、この歳だからこそ、もっとひたむきであるべきかも知れません。
誰からも好かれる必要は無いかも知れません。
でも、誰からも応援されるオッサンでありたいと思います。
自分の行いが、誰かに喜ばれたり、誰かのためになったり、誰かを笑顔にできたり。
周囲の人の心を揺さぶれるようになろう。
まだまだ怒りっぽいし、怠けるし・・・^^;
でも、正直に生きてれば、もう少し『応援団』が増えるかな?
高校の応援歌が懐かしい。
あの、神宮球場で聞いた応援歌が、今の自分にも歌ってもらえるようになるぞ!