今日も今日とて

今日起きたこと、今日思ったことを徒然なるままに…。

『横浜Denaベイスターズに見る“強いチーム作り”』

言わずと知れた“弱小球団”だった

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横浜DeNAベイスターズ - Wikipedia

 

今年のペナントレース3位だったベイスターズ

CSでの快進撃が止まらない。

今日の試合に勝てば、19年ぶりの日本シリーズ進出だ。

そう、あの“大魔神”佐々木や“満塁男”駒田、そして“ハマの番長三浦大輔、他にも石井琢朗鈴木尚典がいた時代。

権藤、権藤、雨、権藤」の権藤博が監督だった。

 

でも、栄華を極めたのは、その年だけ。

 

その後、マルハからTBSと親会社が変わり、暗黒時代が訪れた。

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(写真は“閑古鳥”のイメージです)

 

それが、親会社がDenaに変わり、監督に中畑清を迎え、若手を起用し続け、少しずつ球場に足を運ぶファンも戻ってきた。

 

でも、成績は最下位→5位→5位→最下位。

ファンは以前より増えたものの、成績は相変わらず。

 

そこへ、昨年からアレックス・ラミレス監督を迎え、初のCS進出。

巨人を破り、ファイナルまで進んだが、広島に敗れて、夢は潰えた。

 

今年も、前半戦に苦戦を強いられたりもしたが、昨年同様3位。

今日に至ったのである。

 

疑問の多かった、ラミレスの監督起用とその采配

一部のファンやスポーツ新聞、評論家からは

「コーチの経験すらまともに無いのに、監督なんか無理だ」

と言う意見が出ていた。

 

そして、シーズンが始まり、連敗したりすると

「あそこで、あんな采配はおかしい」

とか

「監督が無能だから勝てない」

という、采配批判が起きた。

 

それは、去年も今年も、あまり変わらない。

 

「勝ったのは、選手のおかげ。負けたのは、監督のせい」

というのは、どの球団でもあるし、プロ野球では“お約束”でもある(笑)

監督の経験も無いのに、監督より偉そうなことを言うファンは、どのスポーツでも見られる光景だ。

 

それが今や・・・

full-count.jp

この変わり様だ(笑)

どのメディアでも、褒める褒める^^;

「勝てば官軍、負ければ賊軍」

とは、よく言ったものだ。

 

終始、一貫した采配

sportiva.shueisha.co.jp

sportiva.shueisha.co.jp

 

この2つの記事は、ラミレス監督の就任直前のインタビューだ。

この中に、2年間変わらないスタンスがある。

『コンスタントに勝ち続けることができるチーム作り』です。そのためには、“選手が信じ続けられるチーム”を作ることです。負けが込んできても『オレたちは勝てる』、『また自分たちを浮上させられる』と、ポジティブな雰囲気で全員が『本当に勝てるんだ』と信じ続けられるようなチームを作るということです。

スポルティーバより

そのために、ラミレス監督が取った方法は

  1.  梶谷を2番に起用
  2. センターライン(キャッチャー・二遊間・センター)の固定
  3. 適材適所の選手配置
  4. 目の前の試合にも拘るが、1年を通しての采配(選手の休息や投手起用)
  5. 選手への『揺るがぬ信頼』

こんな感じだろうか。

 

周囲の雑音は(気にはなっているだろうが)気にせず、ただひたすら、選手のやりやすい環境を作り、選手に寄り添ってきたのだろう。

素晴らしい指揮官である。

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監督と選手を結ぶ“強い絆”

 

「常にいい雰囲気でやらせてもらったと、選手全員が感じていると思います。監督自身、チームの調子がいいときも悪いときもまったく変わらなかったので、選手たちは迷わずにプレーできた。自分たちにはわからない苦しみを背負い、我慢していることもたくさんあったと思うのですが、それを表情や言葉にまったく出さない。本当に尊敬できる方ですし、すごい監督だなって思います」

筒香選手の談話(スポルティーバより)

羨ましいまでの監督に対する信頼感。

 

 

「数字だけを見れば、ずば抜けた選手はいないのですが、ほかのチームと比べてケガ人が少なく、高いパフォーマンスを出せたことがこの結果につながったと思います。これを可能にしたのは、監督の選手に対する信頼ではないでしょうか。一見、セオリーがあるのかないのかわからないと思いますが、監督のなかには確立したものがあり、選手たちはそれに応えようとする」

青山総合コーチの談話(スポルティーバより)

ラミレス監督の考えを裏付ける、側近の話。

 

この関係性、素晴らしいと思いません?

 

自分は、そこまで出来なかった

私が『指揮官』だった頃、『選手(スタッフ)』をそこまで、信じ切れませんでした。

恐らく、自分のことも信じられなかったのだと思います。

 

プレーヤーとしては、ある程度の成績は残せたものの、人を育てたり、チームを作るということが、そこまで難しいとは、思っていなかったのかな^^;

「俺なら出来る!」

という、妙な自信だけはあったけど・・・。

 

ラミレス監督は、全てに於いて準備、分析を怠っていない。

全ては“裏付け”を基にして、考え、行動している。

今回、色々と調べて、本当によく分かりました。

 

これからの自分の行動、チーム作りの参考になりました。

やはり

信頼

が大事ですね。

 

さあ、CSファイナル第5戦も始まりました。

今日、決めてくれ!

ハマスタ日本シリーズだ!

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