『弱者が強者に挑んだ戦い・・・母校野球部観戦記』
33年前を振り返る
私が現役時代のこと。
メンバー表と組み合わせ
はい、ファーストを守り主将でした^^
試合結果
1回戦 対都立荒川工業(神宮第二球場)
5-3
記事が見当たりませんでした^^;
2回戦 対都立第三商業(神宮第二球場)
7-4(延長12回)
3回戦 対都立小岩(神宮第二球場)
13-2(5回コールド)
ここまでは、苦戦しながらも順当に駒を進めました。
そして、運命の一戦へ・・・。
0-1
この年、見事に甲子園初出場を決めた関東一高に敗れました。
しかも、大きな敗因は、私の走塁ミスでした。
おかげで、新聞記事にはなったんですけどね^^;
この時期になると未だに、友達からはイジられます(笑)
多分、死ぬまで言われるんでしょうね(爆)
「良い思い出です」
って言ったら
「苦い思い出だよ!」
って、友達からツッコまれそうです^^;
こうして、私の高校野球生活は、幕を閉じたのでした。
今年の母校野球部
過去、我が母校野球部は、2011年に1回戦を突破していこう、昨年まで初戦敗退が続いていました。
「どうせ今年も・・・」
と、半ば諦めていましたが、今年の組み合わせ表を見た時、あることに気付きました。
「あれ? あの時と似てる・・・」
そう思わずにはいられませんでした。
「もしかしたら・・・」
否が応でも、気分は盛り上がります。
その直ぐ後には
「でもねぇ・・・^^;」
と思ってしまったのです。
なぜなら、早稲田高校には、数年前にコテンパンにやられました。
それを考えると、初戦突破は儚い夢と終わりそうでした。
そして、後輩たちの戦いは始まったのです。
1回戦
当日は部下の結婚式を夕方に控えていましたが、第1試合ということもあり観戦。
先取点を取ったものの、5回に逆転を許す試合展開。
今までのチームであれば、このまま・・・という流れになりがちでした。
それを直ぐさま同点に追い付き、突き放し、追い込まれても再び突き放す。
それも、スリーランホームランと満塁ホームランで・・・。
強豪校の戦いぶりでした。
久しぶりの勝利に、スタンドは甲子園が決まったかのような騒ぎに(笑)
2回戦
この日は、仕事でしたが運良く(無断で)抜け出せました^^
到着したのは5回。
2-1と勝っていましたが、僅差では怖い。
しかも、相手は大東大一高。
いつ逆転されるかも分からない。
ところがです、私が到着した途端、打つは打つはの猛攻。
しかも、コールドを決めた最後の1点は、ツーアウトからでした。
「やるじゃねぇか!」
OB同志がガッツポーズして、勝利を喜びました。
「やっぱり、正夢なのか?」
思わず、口を突いて出ました。
33年前、試合数は違うものの接戦からの逃げ切り→コールド。
そして、神宮での関東一高戦。
あまりにも酷似していました。
「次の結果だけは、逆になると良いな^^」
そう話していました。
決戦前々日
3回戦当日は、所用があり観戦出来ない。
どうしても試合前に、後輩にひと声掛けたい。
自分と同じ様な失敗をしないために・・・。
そう思うと、足は自然と母校のグランドへ向いていました。
私は、2回戦後の新聞記事に出た後輩のあるコメントを見た時
「ひょっとしたら、ひょっとするかも・・・」
と、思いました。
それは
「負けにいくわけではない。野球を楽しめれば、少しは勝算があるはず」
というものでした。
33年前と明らかに違うのは、自らを弱者と認め、チャレンジする気持ちでした。
私たちは、順当に勝ち上がったことと裏付けの無い“妙な自信”で満ちあふれていました。
グランドで、練習が終わった後、後輩たちに少し時間を貰って話しました。
「君たちの謙虚な気持ちでチャレンジすれば、結果は必ず付いてくる。楽しめと言うのは、難しいことかもしれないけど、いつになっても思い出として語れる試合を、悔いの無いように戦って下さい。」
父親と変わらない歳のOBの話を、目を輝かせながら聞いてくれました。
もう後は、祈ることしか出来ませんでした。
3回戦
観戦の出来ない私に、後輩から随時、試合状況が伝えられました。
スコアボードに刻まれる、両チームの『0』が写真付きで送られてきました。
6回表、33年前と似たような走塁ミスで、チャンスを潰したとメッセージが来ました。
そして、運命の7回裏、1点を許した時
「中島さん、怖いくらい再現中です」
まるで33年前の試合をなぞるかのように、ミスでチャンスを潰した後に、点を許す。
野球とは、そういうものなのかもしれませんが、再現ドラマのようでした。
そしてゲームセット。
最後の報告は無く、私は高野連の試合速報で敗戦を確認しました。
そして、そのまま電波の届かない所へ入ってしまった私。
このふたつの記事が後輩から届いたのは、2日後のことでした。
試合後、後輩たちは、どんなことを思ったろう?
泣き顔だったのか?笑顔だったのか?
それを知ることは出来ません。
いや、それを知る必要も無いでしょう。
後輩たちは、立派に戦ったのです。
そして、一生の思い出に残るような接戦を繰り広げたのです。
弱者だったかもしれませんが、強者に引けを取りませんでした。
OBたちは、自分たちの思いを後輩に重ね、一緒に戦ったのです。
そして、熱い数日間を過ごせたのです。
それだけで十分でした。
関東一高へのリベンジは、またお預けになりました。
いつか、いつか必ず・・・。
現2年生、来年は君たちが主役です。
来年もオジサンたちを熱くさせて下さい。
『自分の気持ちに聞いてみな!の件』
ちょっと迷っています
色んな事が積み重なって、自分を俯瞰出来ていない感じがします。
心にゆとりが無いのか?
疲れているのか?
心を亡くしているのか?(忙しいって意味です^^;)
暗黒面のフォースが強く働いています。
ダークサイドに堕ちてしまいそうです。
このまま放置すると、ダースベイダーになっちゃう(笑)
手放したはずなのに
自分が持っていた荷物を手放そうと決め、余計な荷物を下ろしたはずでした。
そう決めたのです。
その時に書いたブログ ↓
それなのに
「あれ?ちょっと待て。以前の自分に戻ってないか?」
と思うことがチラホラ。
「評価すること」や「判断(ジャッジ)すること」が頭をもたげています。
自分の感情が、手放した物を持たせようとしています。
いかん、いかん!
何とかしなくては・・・。
自分の心と話してみよう
「もしもし、今の正直な気持ちは?」
自分の心と対話してみます。
「お前、良い人になろうとしてない?」
「自分の気持ちに嘘ついてない?」
「そこは、お前にとって、居心地の良い場所か?」
もう一人の自分が、腕組みしながら迫ってきます。
自分が自分を威圧してます。
さすが『元パワハラ管理職』・・・(笑)
「ホントはさぁ、もう答え出てるんじゃねーの?」
うっ!確信を突いて来やがった(^^;;
分かっていらっしゃるね、自分さん。
お見逸れ致しやした^^;
気付いていることは
「お前、自分を満たせてるか?」
「満たせて無いって、顔に書いてあるぞ(〜 ̄▽ ̄)〜」
「人様に偉そうなことを言ってる割りに、自分のことが出来てねーじゃねーか!」
自分さん、ガンガン来ますね^^;
「自分の気持ちに正直にならないと、後悔するの覚えたよな」
最後は、真顔で言いました。
そうです。
自分の思ったように行動し、居心地の良くない場所とは距離を取る
そう決めていましたね。
危うく忘れるところでした。
初心に帰ろう
今、必要なこと
- 自分を満たすこと
- 居心地の確認
- 自分の気持ちに正直になる
ここをもう一度、整理します。
気を付けなければいけないこと
- 相手に期待しない
- 相手を変えようとしない
- 相手を受け止める
ここに注意します。
心配したり、お節介を焼いたり、そういうのは意味が無いのです。
あの時、心を折ってまで学んだのです。
寂しいですが、所詮は『他人事』なのです。
期待をしてイライラするよりも、自分が楽しい方に気を向けます。
そんなことしてたら、自分が可哀そうです。
もっと、自分を愛でてやるべきでしたね^^;
良し!リセット完了!
ダークサイドに堕ちずに済みました^^
『1年前の自分と向き合ってみた件』
ちょうど1年前のこと
今朝、電車の中でFacebookを開いた時
『過去のこの日』
というボタンが目に留まった。
「友人たちが、よくシェアしてるなぁ^^」
とは思っていたが、自分でタップしたことは無かった。
「どれどれ^^」
と思い、そのボタンをタップしてみると・・・
凄いのが出て来た(笑)
「ああ・・・今日だったんだぁ・・・」
そう、ちょうど1年前の今日。
私は会社で、心を折られたのだった。
プロジェクトリーダー解任
毎年6月に行われる会社のイベント。
役員からは
「マンネリだ」
とか
「集客が悪い」
と、色々と指摘されていたので、私は自ら手を挙げ
「最高のイベントを企画し、成功させます!」
とぶち上げたのが、その年の1月。
営業8名でプロジェクトを立ち上げ、毎週の様に就業時間外にミーティングを開き、着々と準備を進め、最終的に稟議書を上げた。
「やっと、みんなの頑張りが形になる・・・」
と、感慨に浸る間もなく、速攻で却下。
「?」
理由が分からなかった。
常に進行状況や内容は報告し、ミーティングの内容も議事録を作成し、役員の印鑑も貰っていた。
却下されるなど、予想もしていなかった。
役員から指摘された部分を見直し、稟議書を再提出。
結果は変わらず。
執拗に食い下がったことにより、プロジェクトリーダーを解任。
ぐうの音も出なかった。
今日は、そんな日なのである(笑)
周りの仲間が救ってくれた
仕事での挫折なんざぁ、腐るほど経験していた。
力の差を見せつけられたり、出来なくて上司から罵倒されたり。
でも、そんな比では無かった。
ここまで、「完膚なきまま」に打ちのめされたことは無かった。
そして、Facebookへグチを投下。
ある人はコメントで、ある人はLINEで優しい言葉をくれた。
励ましてくれた。
一緒に落ち込んでくれた。
自分よりも怒ってくれた。
中には、メッセンジャーで2時間以上のカウンセリングをしてくれた仲間も。
「ああ・・・こんな仲間に恵まれてるんだから、まだまだ俺も捨てたもんじゃないな・・・」
素直にそう思えた。
メッセージのひとつひとつが温かかった。
こんな風に、周囲の人たちに勇気づけられたあっただろうか?
「何か、まだ出来るんじゃね?俺^^」
立ち直るまでの時間は、あっという間だった(笑)
“今の自分”は、“あの時の自分”に、何て声を掛けるのだろう?
「お前よぉ、頑張り過ぎてんだよ。もっと楽にやれば?」
「何だよ?“上司は敵”みたいな顔して仕事してたら、味方になんかなってくれねぇぞ!」
「ソフトにソフトに!周りがビビっちまうぞ^^;」
「ちゃんと根回ししたか?正面突破だけが方法じゃ無いぞ。頭使えよ、生きてるウチに(笑)」
「今のお前見てたら、役員はビビるわ、会社乗っ取る気なんじゃねぇか?って^^;」
こんなアドバイスをするかな。
入社した時に
「会社を変えてくれる人が入ってきた!」
なんて言われて、調子に乗ってたし。
自分でも「出来る」って思い上がってた。
でも、そうじゃなかったんだよな^^
青かったんですよ、49才のクセに(笑)
挫折から手にしたもの
大きな失敗から、多くのものを手にしたような気がします。
- 人の優しさにふれたこと
- 上司を味方につけること
- 上司こそ“ねぎらう”こと
- 輪を大きく広げ、周囲を巻き込んでいくこと(世論を作る)
- 頑張り過ぎないこと
- 突っ走らないこと
- 許すこと
- 期待を手放すこと
- 自分で評価しないこと
- 自分を大切にすること
貴重な、貴重な学びでした。
やって良かったのです。
失敗したからこそ、今があるのです。
「やったことに、無駄なことなんて無いよぉ~!」
と、言ってくれた仲間がいました。
本当にありませんでした。
今、少しずつ階段を昇っています。
ゴールなんて分かりませんが、実感があります。
「教育とは、命を落とさずに、失敗をする方法を学ぶこと」
と、言った方がいらっしゃいます。
「やらないで後悔するより、やって失敗する方が良い」
世の中は、こんな言葉が溢れています。
私は、人が突っ走る時に、止めてしまうことがあります。
失敗が目に見えてしまうと、黙っていられなくなります。
でも
「死ぬ事以外はかすり傷」
という名言があるように、ある時は暴走しても良いのかも知れません。
Facebookのおかげで、言い振り返りが出来ました^^
『ルールや罰を厳しくしたら、事故は減るのか?と考えてみた件』
社内事故が減らない
自動車会社において、ゼロにしなければいけないのが『社内事故』です。
絶対に起こしてはいけないのに、なかなかゼロになりません。
お恥ずかしい話ですが、私の会社では減るどころか、以前より増える傾向にあり、残念でなりません。
軽微なものから、重大インシデントまで、年間で何件の事故が発生しているのでしょう?
事故が起きると
- お客様に多大なご迷惑を掛ける(ココが1番)
- 会社に損害を与える(修理代と信用)
- 不要な時間を割かざるを得なくなる(謝罪や始末書を書く等)
- 気分的にマイナスになる(当然、凹みますよね^^;)
良い事なんか、ひとつもありません。
何か良い方法は無いものでしょうか?
原因は何か?
なぜ、事故が起きるのでしょう?
そもそも、自動車事故のほとんどは
不注意と焦り
に因るものと言って良いでしょう。
「つい、うっかり・・・」
「これくらいは大丈夫だと・・・」
「時間が無いから、慌ててて・・・」
「危ないと思ったんですが・・・」
話を聞くと、大体はこんな感じです。
「あの時、確認さえしておけば・・・」
「いつもなら、やらないんですけど・・・」
後に続くのは、こんな言葉ですよね^^;
「後悔先に立たず」
対応策を考える
事故を減らすために、色々な手段を講じています。
- 後退時は、必ず誘導を付ける
- 立体駐車場に入庫する時は、規格を確認する
- 無理せず、必ず確認をする
以前から、こんな言葉が、社内では声高に叫ばれています。
貼り紙もされています。
多分、どこの自動車会社でも同じ様な感じでしょう。
しかし、効果がいまひとつです。
そうなると、別の対応を考えざるを得ません。
- 補助員を付けずに移動するのは厳禁
- 駐車場の規定を厳格化する
- 事故を起こした人に対する厳罰を課す
嫌な言葉が並びます。
果たして、ルールを厳しくし、罰則を強化したら、どの程度の効果が得られるでしょう?
厳罰化されたのに
以前より少なくなったとは言え、飲酒運転は一向に無くなりません。
あれほど厳罰化され、マスコミで大きく報じられても、飲酒運転により悲惨な事故は、後を断ちません。
スマホを弄りながら、電話をしながら、本を読みながら・・・。
有り得ない状態での運転を見掛けない日はありません。
事故の理由が
「ポケモンGOに夢中になって・・・」
なんて聞かされたら、亡くなった方は浮かばれません (T_T)
では、なぜ厳罰化されても無くならないのでしょう?
それは
「自分は大丈夫!」
と、思ってるからではないでしょうか?
自分は、事故など起こすはずが無い。
自分に限って、そんな間違いは起こさない。
そんな“変な自信”を持っていてもクソの役にも立ちません。
むしろ、そういう人こそヤバいと思います。
自分が事故を起こすはずが無いと考えている人に、いくら法律を厳格化したところで
「自分には関係無い、他人事」
と考えている訳ですから、意味など持たないのです。
困ったもんですねぇ・・・。
日本人の気質?
「どうしてルールを守れないのか?」
という言葉でググると、色んな見解が出て来ます。
総合的に見てみると
日本人の国民性や気質に起因する
と書かれているものが多く目に付きました。
そもそも、決まり事に寛容的で
「これくらいは大丈夫!」
とか
「理想と現実は別だよね!」
という発想を生みやすい風土なのだそうです^^;
まあ、心当たりはありますけど・・・。
となると、どうしたら良い方向に進むでしょう?
守りたくなるようなルールは無いものか
私の中では
「ルールは自分を守ってくれるもの」
という概念があります。
これは、スポーツに共通する物だと思うのですが、ルールがあるからこそ安全と安心が担保されていると考えています。
ルールが無くなれば、どんなスポーツも無茶苦茶になって、成立しなくなりますからね^^;
じゃあ
自ら進んで守りたくなるようなルールを考えたら、事故が減るんじゃね?
と思い付きました。
(あくまでも、ふとした思い付きです^^;)
色んな側面を考えて
「こうしたら、お客様に喜んでもらえるよね^^」
とか
「こうだったら、自分たちも嬉しいよね^^」
という方向に行けば、改善する方法が見付かりそうな気がしました。
以前なら
「ぶつけたら減俸!」
とか
「ペナルティを科せ!」
って、いの一番に叫んでいたと思います^^;
でも最近、そういう考えには至らなくなりました。
厳しくしたところで、何の変化も得られないだろうと分かったからです。
厳しく指導する事は、管理者として続けなければいけませんが、怒鳴り散らしたところで、事故は減らないでしょう。
もしかしたら、落ち込んで、もっと増えてしまうかも・・・((((;゜Д゜)))))))
まだ、具体的には出て来ませんが、決まったらコチラで報告させていただきますね^^
『人の話に耳を傾けられるようになると、人生は変わってくる』
自分の世界に縛られていた
少し前までの私は
自分が正しい、間違いは無い
と、思っていました。
自分の‟物差し”で物事を測り、それに合わない物は全て、矯正するか、排除する。
そんな横暴で、独裁的な管理者だったと思います。
人の話に耳を傾けず
「それが何か?」
という態度だったように思います。
「俺に説教するなんて、100年早いぜ」
そんな、いけ好かない奴だったように思います。
嫌な奴でした^^;
根拠の無い自信
何となく積み上げてきたものが、関係の無いことまで妙な自信を付けさせる。
過信と勘違い
の始まり。
怖いもので、流れの良い時は、その‟妙な自信”だけで、大概のことは乗り切れてしまう。
だから、どんどん増長していくのです。
そして暴走・・・。
怖いものなし、やりたい放題。
一度つまずくと・・・
簡単に、周囲の人は、手の平を返す。
調子の良い時は、あんなにチヤホヤしたくせに、『ダメ』という烙印を押された瞬間に、見事なまでに居なくなる。
分かりやすいよねぇ~(笑)
でも、そこで気付けるかなんだな。
「そう言えば、色々とアドバイスされてたよなぁ・・・」
って。
耳を傾ける時のポイント
私が教わったのは2つ
- 全て『正解』
- 全て「いいね!」と受け止める
これだけ。
物の見方って立体なんですよね。
前後、上下、左右、360度の見方がある。
自分と違う視点があって当たり前。
だから、全てが正解。
そして、その360度の視点を受け止めるだけでOK。
受け入れる必要はないんだね。
受け止める・・・外からの働きかけを受けて、それに対応する。
受け入れる・・・受け取って、収める。もたらされたものを取り入れる。
似てるけど、違いますよね。
「ああ、そういう考えもありますよねぇ~^^」
これで良いの。
そうすると
「そういえば、あんなこと言ってたなぁ・・・」
なんて、後になって気付いたり
「おっ!その視点は無かった!」
って、参考に出来たりする。
とっても‟お得”な感じがしませんか?
ベースには、自分の考えしか無いの、絶対にね。
だって、そもそも自信があるんだもん(笑)
でもさ、人の話に耳を傾けて損は無いわけよ。
大抵は、役に立つことが多いの。
もっと早く気付いていればなぁ・・・って思います^^;
かなり、遠回りしちゃったね・・・(´;ω;`)
何故、そこに気付いたのか
自分でも
「このままじゃ不味い。。。_| ̄|○」
と、思っていました。
そんな私を見て、仲間たちが諭してくれたのです。
不貞腐れようが拗ねようが、諦めずに何度も何度も。
なだめたり、すかしたり、時にはキツく言われたり。
でも、今は感謝しかありません(´;ω;`)ウゥゥ
あの時、言ってくれなかったら、私はまだ闇の中を彷徨っていたでしょう。
同じ様な失敗を繰り返していたかも知れません。
自信も悪くない。
勢いも悪くない。
時に、わき目も振らず、突っ走るのも良いだろう。
でも、そんな時こそ、立ち止まることも必要かな。
遠くから、誰かが見てくれているかも知れない。
軌道修正してくれる人がいるかも知れない。
そんな心の余裕を持った方が、人生は上手く行くと思うな^^
『部活での“シゴキ”や“イジメ”は、もう止めれば良いのに』
遠い昔の元高校球児。
笑えるエピソード、今だから話せる事、色んな事がありました。
当時の記憶を辿って、経験した事を交えながら、イジメやパワハラを無くす方法を考えてみようと思います。
相変わらずだよなぁ・・・www.asahi.com
「威圧的指導」
って、物は言い様ですね。
これ、普通に考えたら
シゴキ
ですよね^^;
「グランドに立たせたまま2時間・・・」
て、指導者は何してたん?
詳細が分からないので、細かい事は書けませんが・・・。
これじゃ
パワハラの温床
です。
ここを無くさないと、パワハラは根絶しない。
何で、こういう事が起きるのか?
今回は、2年生が1年生に対して行った事のようです。
考えられる原因は
- 昔からの“悪しき伝統”
- 先輩の指示
- 指導者の指示(考えたくは無いが・・・)
- やらないと、自分たちがやられる
- 上級生の憂さ晴らし
経験値から考えると、こんな感じかな。
この4つ全部かも知れない。
とにかく、怖いんですよ、監督も先輩も^^;
3年神様・2年平民・1年奴隷
という構造は、今も変わっていないのかも知れませんね。
こういう事例は、『強豪校』と呼ばれる学校に多い傾向があります。
それはなぜか?
それは
部員を“ふるい”に掛ける
からなんです。
強豪校には、多くの部員が集まります。
だから、部員を適当な人数まで減らすためにするのです。
もちろん、その中には実力のある選手も含まれています。
ズバ抜けて優秀な子もいます。
そうなると、先輩は、自分のレギュラーの座を追われてしまうのです。
だから、自分の“ライバル”になるであろう後輩に目を付け、徹底的にシゴクのです。
理不尽な事を言って、ヤクザが因縁を付けるように絡んでみたり・・・。
体を壊してしまうほどの練習を課してみたり・・・。
今回の不祥事のように、精神的に追い込んでみたり・・・。
こんな事を乗り越えないと、レギュラーの座を掴み取れないのです。
いや、そのレギュラーも保証はされないのですけど。
こういった事が毎年、繰り返される事で、因習となり、負のスパイラルに陥って行くのです。
私の経験
私は、中高一貫の私立校に通っていました。
中学と高校で野球部は分かれていましたが、先輩は卒業するまでずう~~~~~っと一緒でした(笑)
中学に入学後、野球部に入部すると、最初はひたすら、近くの神社で基礎トレーニングでした。
来る日も来る日も、階段でダッシュさせられたり、ウサギ跳びをやらされたり、膨大な数の腕立てや腹筋をやらされたり・・・。
最初は、30人近くいた新入部員がひとり減り、ふたり減り・・・。
夏の大会を迎え、ユニフォームを着る前に、何人の同級生が辞めたんだろう?
中には、意地の悪い先輩が居て、本当に理不尽な事を言われたり、奇妙な踊りや芸を強要されたり。
合宿の時は、疲れて眠りこけている我々1年のパンツを下ろし、オ○ン○ンにAirサロンパスを吹き掛けたり^^;
そのツライ時期を乗り越え、1年から2年に進級すると新入部員に同じ事を繰り返していました。
でも、数人の友人は、2年になっても3年生から執拗にシゴかれて(イジメられて?)いました。
まあ、レギュラーになると、そんな事に構っていられないので、段々減っては行くのですが、レギュラーになれなかった先輩がめんどくさい^^;
試合に出られない憂さを晴らすかのように、くだらない事を繰り返していました。
自分たちが3年になり、神様の振る舞いをしていたのが、高校に上がると同時に、また奴隷へ逆戻り。
嫌な先輩は、高校の野球部で、後輩が来るのを手ぐすね引いて待ち構えているのです。
「またあんな思いはしたくないから、高校では野球やらない」
「○○が居るから、高校ではやらない。卒業したらぶっ殺す!」
そんな物騒な言葉まで飛び出し、中学で野球を辞めた仲間も数人。
結局、高校で野球を続けたのは、9人だけになってしまいました。
それが、高校に上がると、ちょっとした変化があったのです・・・。
負の連鎖を止めた、1級上の先輩
高校に進級(一貫校なので)して、練習に参加したある日、散々悪態を付いた先輩から、こんな言葉が出ました。
「俺たち、もうシゴキは止めるから。一緒にがんばろうぜ」
驚くべき一言でした。
1級上の先輩方は、高1時代に案の定、先輩から酷い目に遭わされていたそうです。
(噂では聞いていましたが・・・)
そして、先輩たちは話し合って
「シゴキは、俺たちの代で終わりにしよう!」
と、固く誓い合ったのだとか・・・。
そうです、先輩たちは、自分たちで負の連鎖を断ち切ったのです。
何の意味も無い、何の成長も促さない理不尽なシゴキをしたところで、強いチームにはなれない。
本当に強くなるために、後輩と結束する事で、甲子園を目指そうとしたのです。
そこで、陰湿なシゴキは、終焉を迎えました。
まあ、実際には、完全には無くならなかったんですけどね(笑)
コンパ芸のようなくだらない事や理不尽に怒られる事はありました^^;
でも、以前から比べたら平和な物。
1級上の先輩は、半分以上のレギュラーを後輩に明け渡し、控えに回っても献身的に我々をサポートしてくれました。
結果的に、その先輩たちに『夏の勝利』はプレゼント出来なかったんですけどね^^;
そんな事もあり、私は1級上の先輩との交流が今でもあります。
(まだ先輩を許していない友人も一部、居るのですが・・・)
自分たちが上級生になり、シゴキはしていないつもりだったのですが、1コ下と2コ下の後輩に言わせると
「十分、しごかれました(笑)」
とのことです。
まあ、笑って話してくれて、交流もあるので、許してもらえていると解釈していますが・・・^^;
結局の所
こんな不祥事があっても
「強くなるためには仕方が無い」
「これくらいのことが耐えられなければ、勝てる訳が無い」
という容認発言が見られます。
元パワハラ上司ながら、驚くやら呆れるやら^^;
過去記事にも書きましたが
厳しさを履き違えたら、強くなんかなれない!
のですよ。
伝統校なら伝統校らしく、理路整然と説明して理解させる。
強豪校なら強豪校らしく、立ち居振る舞いで理解させる。
背中を見せるだけでは理解させられないかも知れないけど、教え方を考えれば、方法はいくらでもあるはずです。
パワハラの温床がスポーツにあってはいけません!
今こそ負の連鎖を断ち切り、新しい日本のスポーツ界を作りましょう。
やり方を変えて、実績を上げているスポーツ、選手は出て来ています。
そのチャンスが今、目の前に来てるんじゃないかな^^
『体育会気質は、パワハラを生みやすいのか』
伊調選手のこの顔が大好きなので、今日のトップに張ります^^
良い顔してますね!
何の解決にもなってない
今年の1月に、伊調馨選手の名前で、日本レスリング協会におけるパワハラ問題についての告発状が内閣府に提出をされたのは、誰もが知るところ。
この問題に対し、6日の金曜日に第三者委員会から日本レスリング協会へ報告がありましたね。
「4件についてパワハラと認定」
はあ?
何じゃそりゃ?
4件て?
カウント出来る内容か?
ちなみに、その内容は、こちらを参照して下さい。
そして、まあ、何ともお粗末と言うか、予定通りの結末というか・・・。
栄監督を“切る”という形で、幕引きを図ろうとしている日本レスリング協会。
ダメダメです。
栄監督を切っても、何の解決にもならない!
と言うことで、パワハラ研究家として、この話題に触れない訳には行かないので、今日は、この問題について書きます。
日本レスリング協会は大丈夫なのか?
そもそも
「パワハラなど有り得ない!」
と言っていた、この人たち
福田会長
記者会見で、しどろもどろでした(笑)
そして
谷川副会長
おっかない方でした(笑)
実は、一番のパワハラ女史のような^^;
「パワーが無い人に、パワハラが出来るのでしょうか?」
迷言になっちゃいましたね。
この方たちを中心に『緊急理事会』が開かれ、第三者委員会から報告を受けたそうです。
その中で
「パワハラを受ける方にも原因がある」
と言う発言があったとか、なかったとか。
TVの報道(フジテレビ“グッデイ”)なので、ソースとしては、ちょっと怪しいのですが^^;
今時、こんな発言が出ちゃうとか、大丈夫ですか?日本レスリング協会は。
ちなみに、理事会出席者のコメントが日本レスリング協会の公式ページに掲載されています。
これを読んでると、笑っちゃいます(失礼)
この人たち大丈夫か?
これ、公式コメントですよね?
マスコミの格好の“餌”ですよ。
まあ、グッデイでも
「役員は総入れ替えの必要がありますね」
って言われてたけど、その通りですよ、これじゃあ^^;
体育会に根付く“悪しき伝統”
基本的に、過去の体育会は、上下関係に厳しいのは有名です。
(最近は、だいぶ無くなって来たようですが・・・)
高校生で言うと
3年神様 2年平民 1年奴隷
等と例えられます。
ここにあるのは
主従関係
です。
“アスリートファースト”とは真逆の世界。
監督→コーチ→選手
という図式が成り立っています。
選手は、監督やコーチの“私物”扱い。
悪い言い方をすれば、“ペット”に近い存在かも知れません。
主人の言う事を聞かなければ、叱責、叩く、そして、躾けるのです。
TOPの言う事は“絶対”です。
反論などしようものなら・・・((((;゜Д゜)))))))
許される訳も無く。
ここで、パワハラに対する感覚が麻痺してしまうのかも知れません。
職場では、部活以上にハッキリと、この辺の関係性が出ますね。
ましてや、営業職等の『実績』が物を言う世界では、体育会気質が色濃く出たりします。
気を付けないと・・・。
ああ~勘違い
役職や肩書が付くと、‟人間の位”まで上がったと勘違いする人がいます。
周りに居ませんか?
管理職になった途端、態度が豹変しちゃう人。
栄監督は、『強化本部長』という要職に就いていました。
栄監督は、勘違いはしていなかったかも知れませんが、自分の発言に対する‟重み”には、気付いていなかったように思います。
権力のある人の発言は、そのものが‟脅威”となってしまうことがあります。
それだけ、発する言葉に責任を伴うということです。
ここを注意しないと、必ず失敗します。
職場でも同じです。
今までは、『洒落』で済まされたことが、管理者になった瞬間、洒落では済まなくなるのです。
この失敗は多いですね。
それから、良く言われるのが
「愛情が行き過ぎた」
とか
「熱心さが強かったから」
とか
「責任感ゆえに」
とか。
そんなことを言って、周りが当事者を庇う。
今回のレスリング協会は、その典型でしたね。
それが、上のような公式コメントだったり、谷川副会長の発言だったのです。
もう、こういう旧い考え方は一切、今の世の中では通用しません!
改めていただきたいですね。
厳しさを履き違えるな!
「レスリングは、格闘技だから、厳しい言葉が無いと強くならない」
これ、とある理事のコメントです(実話)
実は昔、私も同じ様なことを言ったことがあります。
「あいつらぬるいから、ガンガンやらないとダメなんだよ」
これを言った時、同僚の管理職から
「はあ?何を言ってるの?そんなこと言ってるからダメなんじゃん!」
と、叱責されたことがあります。
そうです。
その当時、私は、大きな勘違いをしていたのです。
そんなことは、厳しさでも何でもなく、単なる‟自己満足”だったり、自分の‟憂さ晴らし”に過ぎなかったのです。
罵声を浴びせるのは、指導でも何でもありません。
そんな感覚が欠如していました。
厳しさとは、厳格で、揺るぎの無い指導は、相手に寄り添い、的確に注意を促すことです。
いい加減を許さず、正直に、誤りを正すことです。
栄監督は、育成の実績があります。
今回の間違いを正し、反省して、現場に戻っていただきたいと思います。
(それを望んでいる選手もいるでしょう)
伊調選手には、環境を整え、もう一度モチベーションを取り戻して欲しいと思います。
二人の逸材を潰してしまいそうな日本レスリング協会のみなさん、考えを改め、二度と犠牲者を出さないで下さい。
この一件、救われない人が多すぎて、とても悲しいです。
これからは、常に『選手のための協会』で、あって欲しいと思います。
また、こんなお二人の姿が見たいです。